気候・時差・入出国
マレーシアの気候
一年を通して日中は暑いものの、夜は気温も下がり熱帯夜はほぼありません。
マレーシアの熱帯雨林気候に属しており、1年中常夏の気候です。高原エリアなどを除けば、日中の気温は27度~34度くらいで、夜には25度を切るのでエアコンがなくても気持ちの良い風を感じることができます。
また、雨量は、年間で約2,500mm、月 200mmほどと、乾季・雨季はあるものの、どちらの季節でも、年間を通してスコールで雨が降ります。一方、雨季ではあっても、一日中雨、ということはほとんどありません。(たまに、雨が多くなると雨季という方がいらっしゃいますが、特にその時期が雨季だというわけではないように感じます)
大きく分けて3つのエリアの気候に分けられます。
また、大きく分けて、マレー半島西側、マレー半島東海岸側、ボルネオ島の3つに分けて気候を考えることができます。
マレー半島西側
基本的に、南西モンスーンの影響を受けています。このため、5月~9月は南西の風が基本です。
ただし、雨に関しては、マレー半島西側のスマトラ島の影響で、この期間は11月~3月に比べ、むしろ少ない傾向にあります。
また、クアラルンプール周辺は年間を通してほぼ同じ気温ですが、北のペナン、南のジョホールバルなどに行くと、年間の中で、多少気温が変わり、より暑くなるシーズンがあるように感じます。
マレー半島東側
マレー半島西側と異なり、北東モンスーンの影響を受けるエリアです。11月~3月は、さらに多くの雨が降り、トレンガヌ州などでは洪水が多く起こる傾向があります。11月~3月は、雨が多いだけではなく、嵐のようになり、海も荒れるので、東海岸沿いのレダン島、ティオマン島などでは、この時期はホテルが閉鎖になるところもありますので、旅行などの計画には注意が必要です。
ボルネオ島
向きとしてはボルネオ島のマレーシア領は南西を向いていますが、マレー半島東側と同様、北東モンスーンの影響を寄り受けるようです。
ただ、サバ州はキナバル山から吹き降ろす風の影響で天候が崩れることは少ないようです。
一方のサラワク州では、時より、突然の嵐になり、海が荒れる傾向があります。(海水浴場などは、黄旗~赤旗が多い)
時差
時差は1時間
日本から1時間遅れており、日本の正午はマレーシアでは午前11時となります。また、サマータイムはありません。
マレーシア全土で共通の時間であり、東のボルネオ島もマレー半島も同じ時間ですので、日の出・日の入りの時間は両者で大きく違います。
感覚的には、マレー半島側の日の出、日の入りは、それぞれ午前7時~午前7時半、午後7時~午後7時半ですが、ボルネオ島では、それよりも1時間近く早くなります。
入出国
現在、入出国カードはなくなり、入国前、出国前に提出するカードはありません。
観光目的であるならば、入国前のビザ申請、もしくは入国時のアライバルビザの申請はありません。また、日本を含めた多くの他国とことなり、入出国時の入国カード、出国カードの記入もありません。(ただし、基本的に、パスポートの残存期間がマレーシア入国時に3ヶ月以上必要となりますのでご注意ください)
入国カードの代わりに、入出国では指紋確認を行います。
マレー半島側では、マレーシア到着時にパスポートを提出し、指紋登録、または確認を行い、入出国手続きとなります。
以前は、イミグレーションのカウンターがもの凄く混む・・・というようなこともありましたが、最近では緩和されてきているようです。
許可される滞在期間は、マレー半島なら3ヶ月、ボルネオ島なら1ヶ月です。
気をつけなければならないのが、ボルネオ島側の入国審査です。クアラルンプールなどで入国した後ボルネオ島に向かう場合は、ボルネオ島上陸時に、再度入国審査が行われます。ボルネオ島での滞在は、通常1ヶ月間許可されます。
クアラルンプールなど、マレー半島側に入国したあと、その足でボルネオ島に向かう場合は、マレーシアの入国スタンプが2回押され、その後、マレーシアを出国して日本に帰る場合など、出国スタンプが2回押されることになります。
なお、ボルネオ島到着後、トランジットでボルネオ島内の他の空港に向かう場合は、別途注意が必要ですので、そういった方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。