警察
様々な警察署がありますが、普段はなかなか訪れることがない場所でもあります。可能性があるのは、交通事故の警察への報告や交通違反による罰金の支払いでしょうか。
交通事故にあった場合
交通事故にあった場合、基本的な流れは以下のようになっています。
事故後、24時間以内に警察に行き、ポリスレポートを作成。その後、事故調査官の元に行き、事故の状況を説明します。
事故の関係者全員から事情聴取・実際に事故にあった車などの写真撮影などを終えた後、事故調査官が誰が悪く、誰が被害を受けたか判断します。
事故から2週間程度で事故調査官のレポートができるので、保険会社に連絡の上、そのレポートを持って修理に預けた車のワークショップに行き、修理を進めてもらいます。
なお、マレーシアでは、日本の保険と異なり、加害者側になったほうの保険を100%使用します。そして、加害者側になると、警察にRM300の罰金を払わなければなりません。
このためもあって、軽い接触事故などの場合には、警察に届けず、その場で修理費用などを示談で終わらせるケースも多くあります。
交通違反の罰金の支払い
交通違反を犯して、違反切符を切られた場合の支払いについてまとめます。
数年前に見た法律の解説書では、スピード違反をした場合は超過速度に応じて罰金が変わりましたが、現在では超過速度の場合は一律RM300の罰金となっているようです。
また、運転中の携帯電話の使用や、もちろん飲酒運転なども禁じられています。
これらの違反に対して、「取り締まった警官にRM50などの賄賂を渡せば切り抜けられる」といった意識が以前は通用したようですが、現在では、汚職に対する意識や取締りが強まっていることもあり、下手に賄賂を持ちかけると、逆につかまる可能性があるとのことですので、違反をしてつかまった場合は素直に切符を切られるほうが良いかもしれません。もちろん、交通違反は行わないに越したことはありません。